海外人気サイトのMALでの結果となります。どれもラノベだけでなく漫画やアニメなど複数展開されてる有名作品ばかりです。
この中では「このすば」の映画を見に行ったことがあるので、ランキング内にあり嬉しかったです。Re:ゼロはレムのフィギュアをかなり探し回った思い出が。
ランキング結果ごとに、それぞれの作品の筆者なりのおすすめポイント等と、その後に海外の方の感想もまとめてみました。
1位 無職転生 ~異世界行ったら本気だす
- テンポが良くて面白い。
- 心情がリアルに描写されており、主人公の成長も感じられる。
- 世界観や設定がしっかりしてる
- 異世界「小説家になろう」の分野では草分け的作品
- ただ、下ネタ多めなので苦手な方は気をつけてほしい。
海外の反応
- まずは1巻から読み始めてみて。アニメは素晴らしいが、残念なことに世界構築の多くといくつかのサイドストーリーが省略されてる。ラノベにはアニメにはない新しい要素がたくさんあるので、とにかく面白いはず。
- 他の人も言っているように、マンガは物語を体験するのに最悪の方法だと思う。アニメは良い作品だけど原作には叶わない。
もちろん1巻から始めるのが最適ではあるけど、内容をスキップしたい場合は4巻から始めることを強く勧める。
- アニメでは時間の都合上、多くの変更が加えられてる。ラノベにはアニメにはまったく存在しないエピソードがいくつかある。
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2位 Re:ゼロから始める異世界生活
- レムやエミリアなど可愛く象徴的な女性の登場人物が出てくる。
- 「死に戻り」という一種のタイムリープ的なものが作品に面白さを与えてる。
- 主人公は最初弱弱で感情的なので、そこに共感するかあるいは忌避するかで好みが分かれそう。
海外の反応
- 「Re: ゼロ」と同じスコアなのに「無職転生」がトップなのはどうなってるの?
- ↑ スコアが最高の10と最低の1の数で評価したみたい。
- このラノベ読む価値ある?
- ↑ ぜひ!後悔しないよ。 『Re:ゼロ』は素晴らしい読み物だ。公式の英語翻訳版を購入すれば作者のサポートにもなるし。
アニメは僕の心の中で特別な場所にあるんだけど第1期と第2期の間、待つのが耐えられなくてラノベを読んだけど後悔はないね。+7
- ↑ より詳細にすべてのキャラの振る舞いがよりわかりやすく説明されてる。一度読み始めると読むのをやめるのは難しくなる。
しいて欠点を挙げるなら長すぎるということだけかな。特に後半、あまりプロットに関係ない全員の裏話が描かれるからね。
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3位 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません
- このライトノベルがすごい!2023のノベルズ部門1位
- 人気作は描写が丁寧な作品が多いが、特にこちらは飛び抜けて丁寧な描写。
- 文字を覚えたり粘土版や木簡など日常生活や世界観が作り込まれてる。
- 後半にかけて話が意外な方へ展開していく。
- ただし作者自身も主人公は最初は性格が悪いと述べてるように、主人公への好き嫌いで作品の評価が分かれそう。
海外の反応
- 「本好きの下剋上」が大好き。世界を変える力を持つ少年のOPじゃなく、本に情熱を持った頭の良すぎる少女が出てくるから。+2
- 僕にとっては「本好き」> > 「ノーゲームノーライフ」> > 「Re: ゼロ」> > 「無職転生」の順かな。
「Re:ゼロ」はアニメ版で作風を変えすぎてるし、「本好き」は原作を活かしてるから面白い、+5
- この作品はアクションはそれほど多くないにも関わらず、多くの出来事が起こるよね。個人的には全く退屈しない。
「最もテンポが遅い」と思われる部分でもとてもよく書かれてる。一部のラノベなら特に重要ではない事柄の説明にかなりのページを費やしてたりするけど(例えば『転生したらスライムだった件』)これは違う。
特定の話題(世界の書き言葉とか)が重要である理由はすぐに明らかだしそれがストーリーにうまく組み込まれてる。
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4位 オーバーロード
- 近未来SFの世界から異世界に飛ばされるという設定が斬新。
- 主人公が骸骨で魔法使いで悪役というファンシーさと個性豊かな登場人物たち。
- コメディ部分もしっかりあるが、人を簡単に殺す場面が結構あるので苦手な方は注意。
海外の反応
- アニメはかなり原作に忠実だよね。
- 主人公は人間ですらない、というのは結構目新しいかも。そんな主人公が登場したのなんて最近あったかな? ….世界の征服と支配に焦点を当てたプロット。このあとどうなるか楽しみだ。
- 『オーバーロード』にはかなりの現実主義的な面が見られるのが面白い。主人公のモノローグでは、彼が合理的な観察者として自問していることがわかる。
- 善良なヒーローには飽きたから似たようなダークヒーローの作品がもっと欲しい。
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5位 この素晴らしい世界に祝福を!
- 主人公と女性キャラとのやり取りが絶妙でクスッと笑える。
- コメディ多めなので気楽に読める
- アニメでは「小説家になろう」の原作版と比較し、主人公らの年齢が若くなりすぎたため一部から話に深みがなくなったとの批判が出ている。
海外の反応
- 僕は普段小説を読まないんだけど、「このすば」を2冊読んでとても気に入った。本当に素晴らしいから時間があればぜひ試してみて。+8
- 「このすば」のラノベはアニメを見た後でも読むべき!だって僕は映画を見た後にラノベを読んでめちゃくちゃ楽しめた。メインキャラたちのやり取りが面白い。
- 「このすば」のラノベは読む価値がある。だってずっと面白いし、それに時折彼らが英雄的な偉業を成し遂げたり、驚くほど感動的な瞬間がいくつか散在しているからね。
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6位 転生したらスライムだった件
- スライムが主人公という意外性。
- スライムは最弱なはずなのに実際はチート系なので爽快感を味わえる。
- この能力でどう敵に立ち向かうかなど強い敵を倒していく展開は王道だがテンポが良く面白い。
- チート系ゆえのご都合主義的展開で好みが分かれそう。
海外の反応
- 漫画同様、ラノベも十分楽しいよ。 多くの人が主人公が実際には特に何かの巨大な敵に脅かされることがないので、この本をやや退屈だと感じるかもしれない。
でも、このラノベの本当の面白さは、妄想の中でいたずらをする男に焦点を当てていて、本格的な剣と魔法の物語というよりは世界観を重視した作品という点にある。
- 個人的にはこのラノベは本当に素晴らしいと思う。世界構築の側面に本当に魅了された。もちろんスライム以外にもたくさんの魅力的なキャラクターがいるし。 時間をかけて読んでみる価値はあるよ。
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7位 ノーゲーム・ノーライフ
- 文体がユニークで、まるで漫画を読んでるような躍動感がある。
- 作者は小説だけではなく挿絵も書いている。ゲームや絵柄、兄弟の会話など作者の趣味嗜好が存分に発揮されているが故の面白さがある。
- 台詞回しが面白くキャラが立っている。
- 一般的な異世界ラノベとは異なり知略、心理戦に読み応えがある世界観ではある。ただし、より本格的な頭脳戦を期待する人は肩透かしをくらうかもしれない。また、下ネタが苦手な人も気をつけてほしい。
海外の反応
- ラノベだとキャラの成長が素晴らしい。すべての種族がどのように相互作用し、また彼らの背後にある動機が構築されていて本当に素晴らしい作品だと思う。 一読の価値あり。 +9
- ラノベはマジで良かった。まるでアニメを見ているかのように感じた。デウス戦はアニメより良かった。
- 4巻の1つのシーンを除けばラノベは主に登場人物間のやり取りや戦略やゲーム上の動きに焦点を当ててるから、ハーレムやエッチなものについてはあまり心配しないで大丈夫。10巻まで読んだけどハーレムは無いと思う。
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8位 陰の実力者になりたくて!
- 「厨二病の暴走」という言葉がこれほど似合う小説はないかもしれない(褒め言葉です)。
- 主人公と周りのキャラとのチグハグなやり取りが笑えます。
- 人を殺すことはこの小説では主人公の葛藤などには全く繋がらない。サイコパス型主人公なのでそこを許容できるかどうかで評価が分かれそう。
海外の反応
- ラノベの3巻は僕のお気に入りの巻で、お気に入りのエピソードの 1 つが含まれてるから好きにならないのは本当に難しい。ラノベだと主に典型的な中世の異世界ファンタジーの世界が描かれてるけど、アニメではスチーム パンクを混ぜ合わせたビクトリア朝後期の世界がより取り入れられているように感じるかな。
この世界は全体的にシリアスで暗い。ラノベのコメディのほとんどはシドの中二病の考え方から来ていて実際のシリアスな世界とズレている。
漫画、アニメ、ラノベの中で今のところ最高なのはラノベ。細部まで丁寧に描写されてるからこれを超えるのは困難だと思う。情報がぎっしりと詰まっていて、シドのモノローグすべてがとても面白く感じる。
- 「陰の実力者」のラノベは媒体の中では最も詳細。アニメやマンガは、いくつかの要素が変更されてる。個人的にはラノベ盤が最も好きだけど、マンガの誇張された表現やコメディタッチの絵が好きな人も多いよ。
一言で言えば漫画はコメディ、ラノベは「シリアス」、アニメは芸術的かな。
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9位 十二国記
- ごく一般的な女子高生だった主人公の成長物語。心の葛藤や勇気、感情など細やかに描かれている。
- NHKでアニメが放映されていたが壮大な世界観が魅力。
- 世界観が壮大なゆえ、理解できるまで少し時間がかかる。また、最初の頃は主人公がグズグズしてるのでそこを突破できるかで評価が分かれそう。
- 恋愛は少ないのでその点は注意。
海外の反応
- 日本向けの正統なファンタジー大作。素晴らしい。
- キャラの成長が素晴らしい。特に主人公陽子としょうけいらが合流する章。
ただ、膨大な量のファンタジー用語を理解する必要があるからファンタジー初心者にとってはとっつきにくいかも。
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10位 幼女戦記
- ラノベというよりは文学小説のような文体。
- 戦略や戦況、武器についてなど詳細な戦記物語が好きな人にはおすすめ。
- キャラ同士の軽い会話中心のストーリーを探してる方には状況説明が多すぎて向かないかもしれない。また、萌え系幼女でもない。
海外の反応
- この本は異世界というより雰囲気は歴史小説みたい。 組織とそれぞれが採用する戦略がどのように機能するかが描写されてるのは良いと思う。
- ラノベだとアニメより物事の政治的な側面、軍事的な戦略に焦点を当てているよね。それが楽しい。
- ラノベ版では、政治、主人公ターニャの精神状態や彼女の考えに重点を置いてる。
アニメではアクションシーンが強調されターニャを戦闘狂として描いているから、派手でクールな戦闘シーンが詳細。
それぞれに良い点があり違う体験ができる。
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いかがでしたでしょうか。筆者はまずアニメや漫画で作品を好きになり、その後ラノベ版を読んでいくパターンが多いです。それぞれの媒体に良さがありますね。
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